シス工だってMacBookが使いたい

更新日
2022/03/07
所属
システム工学部
2年生
ライター
帆手さとり
記事のタグ
学生生活
お役立ち
シス工
 
こんにちは。帆手です。
記事のネタ探しをしていたら、こんなツイートを見つけました。
 
 
わたしはシステム工学部ですが、 macOS(Mac)ユーザーです。システム工学部の中では少数派。ここでも「あまり見ない」と書かれてしまっていますね。
(システム工学部にも MacBook ユーザーはいます。とはいえ、40人越えの講義室を見渡して4人か5人程度ですが。)
 
わたしが入学した2020年度の推奨PCの仕様は Windows(いわゆる生協PC推奨)だったので、当然といえば当然ですが、以前ほど Windows と macOS の互換性の隔たりは大きくないので、正直、好みで選べばいいのでは?と思います。
 
とはいえ、知らずに好みで選んだ MacBook で泣きを見る人が発生すると目も当てられないし、勧められるがままに購入した生協PCに嘆く人(生協PCは悪くないけれど、2年次以降スペック不足に陥る人がいることは否めない)も時々見かけます。システム工学部は特に2年次以降のメジャー配属がノートパソコンの仕様を見直す時期になるのではないでしょうか。
 
ここから先は MacBook の利点も挙げることになりますが、結論をいうと Windows を搭載したパソコンを買うほうがハッピーだと思います。macOS を搭載したパソコンは Apple から買うより他はありませんが、Windows であれば、様々なメーカーや販売店から選ぶことができ、CPUやメモリの仕様も比較して購入することができます。(無理をして生協PCを買う必要もありません。)なにより、システム工学部で周りを見渡せば Windows ユーザーがほとんどなので、わざわざ少数派になる必要はないというのが一般論。
 
それでも MacBook が使いたい人もいるでしょう!
 
Apple MacBook Air
Apple MacBook Air
 
「 MacBook は薄くて軽い!」
「 性能で選ぶなら MacBook 」
「 デザインに向いているのは MacBook 」
 
いずれもウソではないのだろうけど「そんなことないけどなぁ」「Windowsでもできるよ」と思うことは多々あります。
 
あと、こういう記事は色々な意見が出てくるので、今回は帆手の私見と思って気づいたことがあっても、優しく見逃してください。感想や意見は WADAI.me のメールに送っていただけると嬉しいです。可能な限り返信します。
 
(あ、大学の先生!この記事は macOS 派 Windows 派 で盛り上がるところではないので、そういうのは別のところでお願いします。Linux 派 もダメです。笑)
 
もちろん、経済学部観光学部教育学部の方も参考にしてください。今回の対象は、パソコンの仕様が死活問題のシステム工学部です。MacBook の購入を検討している人は参考にしてみてください。
 

憧れの MacBook!実はそれほど高くない

 
1枚のアルミニウムから削り出された美しい筐体の MacBook は、以前ほど高価で手が出ない代物ではなくなりました。(ほかのメーカーのパソコンの価格帯が並んできたとも言えますが。)
 
現在 Apple の公式サイトから購入できる MacBook Air は学割を反映させると、Apple M1チップ8GBメモリ256GB SSDストレージのモデル(非カスタマイズモデル)を 103,180円(税込)で購入することができます。(びっくり。iPhone 13 Pro より安い。)MacBook Air は購入後にメモリやストレージを増設することができないため、購入段階でカスタマイズを行なう必要がありますが、カスタマイズをしなくてもメモリとストレージの要件は満たせたことになります。
 
生協で購入できる Windows のノートパソコンは動産保証やアクセサリ、セットアップ講習会の特典が付いているセットもあるので正確な比較はできませんが、MacBook だけが高いということはないです。Windows を搭載している Microsoft の Surface シリーズと比較しても、必要なカスタマイズを行なった場合、価格は MacBook Air に並びます。
 

でも待て!アクセサリは高い

 
ただ、重篤な問題があって、Apple 純正のアクセサリ(周辺機器)は異様に高い!
 
エレコムサンワサプライバッファローで、マウスなどのアクセサリを購入する場合は気にしなくていいのだけれど、MacBook デビューをしてしまうと、Apple 純正のアクセサリで揃えたくなる(人もいる)。少なくとも、わたしは Apple 純正 のマウス(Magic Mouse)やケーブルハブを購入しているので高くついています。全然、安くない。出費も止まらない。毒林檎だ!
 
周辺機器が Apple 製でないと動作しないというわけではないので、マウスなどは必要に応じて買い揃えてほしいです。(Apple の Magic Mouse は 8,800円(税込)もするのに使いずらい!やっぱり毒林檎だ!
 
MacBook Air は端子が USB Type-C のみなので、いわゆるUSBメモリや、プロジェクターと接続するためのHDMIケーブルがそのまま接続できないため、ハブを買わざるを得ない!その点では生協が指定している複数の端子を持つ dynabook などの Windows パソコンには劣りますが、USB Type-C のみの Windows パソコンも見かけるようになったので、ハブは必要支出かもしれないです。
 

薄くて軽いのは MacBook だけじゃない

 
残念なお知らせ。MacBook の薄くて軽いイメージは、もはや MacBook だけのものではなくなりました。Microsoft の Surface シリーズや、HP の Spectre も要件を満たしていながら、かなり薄くて軽く、耐久性もある。Windows パソコンは探せば他にも様々な軽量な機種があります。
 
さらに、Microsoft と HP の両機種は MacBook が持ち得ないタッチ(ペン入力)対応のディスプレイとなっています。(うぬぬ。悔しい!)
 
困ったことに、MacBook 単体ではペン入力ができないために、わたしは iPad mini も持ち歩いています。MacBook と iPad をカバンに入れると、それなりに重い。以前は iPad Pro を持ち歩いましたが、重すぎるために iPad mini を普段使いするようになりました。本当は MacBook だけで何とかしたいけど、PDFに書き込んだり、デザインのラフを作成するためにはペン入力が必須です。こうなると、かえって Windows パソコンのほうが軽いような気がします。
 
Apple Pencil の描き心地に慣れてしまっているから、いまさら移行しづらいというのが本音ですが、MacBook と iPad を持ち歩くスタイルは変わらないと思います。それに、今後 MacBook がペン入力に対応する可能性は低いです。
 
ペン入力を使う予定はないけれど、あったら便利かも?という場合は Windows パソコンでいいのかもしれません。すべての Windows パソコンがペン入力に対応しているわけではないので要注意です。
 

課題やレポートこそ MacBook で

 
メジャーによっては Adobe の Illustrator や Photoshop を利用する機会が多いと思います。(デザイン系統のメジャーでなくても、使える方が何かと便利です。)MacBook は非常にデザイン作業に向いた(もしくは特化した)コンピュータとして紹介されていることもありますが、Adobe のソフトウェアで代表的なものは Windows と macOS の両機種で動作します。Adobe ソフトウェア特有の操作感に慣れることが最初のハードルであり、OS 間での機能面の違いはほとんどありません。むしろ、コンピュータの仕様(CPUの性能や内蔵メモリ)に依存する作業が多い場合には、高額なカスタマイズが必要になる MacBook は不利かもしれません。
 
それでも MacBook を普段使いにするのは、軽快な動作優れた内蔵キーボードとトラックパッドがあるからです。これだけ Windows と macOS の互換性(学生生活に必要な両 OS の互換性)が十分に確保されている今でも MacBook を選ぶ理由になっています。
 
2020年から Mac には Intel CPU に代わって Apple 謹製の SoC である Apple M1 チップが導入され、通常作業での処理スピードレスポンスの不満を全く感じさせません。頻繁に利用するブラウザやメールが軽快に動作するので、ずいぶんストレスフリーになりました。同じ価格帯でこの域に到達している Windows パソコンを購入するのは難しいです。(M1チップの仕様については割愛。これだけで記事2本くらいになってしまうので。)
 
Apple MacBook Air
Apple MacBook Air
 
そして内蔵キーボードトラックパッド!これは個人差はありますが、MacBook の大勝利でしょ。このために今も MacBook から離れられないという人も多いと思います。これまでにも何度かリニューアルされているキーボードとトラックパッドですが、現行の MacBook M1チップモデルは、価格を考えても、ノートパソコンとしては上出来です。
 
はじめてノートパソコンを購入すると、ノートパソコン特有のペタペタとした打ち心地に慣れるまでの時間がかかります。MacBook は本体の厚さのためにキーボードが打ちづらい時期(過去の機種)があったのですが、現在は十分なキーストローク(キーの沈み込み具合)が確保されており、操作感や耐久性の面でも進化を遂げています。
 
極めつけはトラックパッド(Windows パソコンではタッチパッド)です。キーボードの下にあるマウスの代わりとなるデバイスです。これが超優秀!ノートパソコンをお持ちの方であれば一度は使ったことがあるはずですが、ペコペコとして押しづらかったり、いまいち感度が良くなかったり、指先が滑らかに運べなかったり…、あんまり良い印象がありません。
 
ところが、MacBook に内蔵されているトラックパッドはペコペコしません。指先も iPhone を操作するより滑らか。感圧タッチトラックパッドだから!
 
感圧タッチトラックパッドは物理的なスイッチやキーではなく、トラックパッドの表面を押し込んだと判定されると音と振動でレスポンスが返ってきます。言われなければ気づかないほど、まるで押し込んだかのような感覚になります。(ぜひ Apple Store や家電量販店の MacBook に触れてみてほしい!すごいから。)
 
この感圧タッチトラックパッドがキーボード下に広く設けられており、ジャスチャを組み合わせることで iPhone のように直感的に操作することができます。
 
OS としての macOS は Apple 製品間でのスムーズな連携を評価されることは多いですが、個人的にはハードウェアとしての高い完成度が手放せない理由です。先ほど挙げた、Adobe の Illustrator や Photoshop は機能面では Windows 版と差はないものの、操作性では MacBook の優れたトラックパッドやキーボードの恩恵を受けることができるソフトウェアです。大学からライセンスが付与される Excel やWord などの Microsoft 365(Mac 版)も同様に、MacBook 上でストレスフリーに利用することができます。
 

そもそも .exe が実行できない MacBook はシス工に不向き

 
クリエイティブに限らず、日常的な課題やレポートの作成をストレスフリーにこなすことができる夢のようなマシンです。さわってみたくなりましたか?もう新生活は MacBook でスタートしたいですか?
 
でも考え直してください。Windows を買いましょう。
 
どうして?それは MacBook は macOSであるために .exe(Windows向けのソフトウェア)が実行できないからです。演習で利用する Anacondablender VisualStudio のように、Windows 版と mac OS 版の両方が用意されているソフトウェアもありますが、現在も Windows 版でしか動作しないソフトウェアが数多くあります。演習の授業では .exe のソフトウェアを利用することがほとんどなので、.exe をネイティブで実行できない macOS だと手間が増えてしまいます。
 

オススメはしない!それでも MacBook を使いたい人へ

 
繰り返しますが、MacBook はオススメしません。
 
しかし!それでもシステム工学部で MacBook を使いたいという物好きな方にアドバイスを送ります。
 
大学が掲載している要件の備考欄に『 macOS 等の場合は BootCamp やその他の仮想化ソフトウェアを用いて必要条件に示す OS を使用できるようにすること 』と書かれています。簡単に言えば「 macOS 使うんやったら、BootCamp とかで、Windows を使えるようにしときや」ということ。
 
「おー、そうなんや。BootCamp ってやつを使えば MacBook で Windows 使えるやん」と思った、そこの君!やめておけ!
 
端的に言うと BootCamp は macOS 上で Windows を利用できるようにするソフトウェア。(憧れで macOS に移行し、泣きを見た人の救済措置みたいな機能。)そんな便利なソフトウェアだった BootCamp も、現在ラインナップの半数を占めている Apple M1 チップ搭載の機種では実行できません。多くの人がこれから購入する MacBook は Intel CPU から Apple M1 チップに移行した後の機種なので、BootCamp を利用して Windows をインストールすることは考えない方がいいです。
 
「どうしても MacBook が使いたい!Windows を入れる他の方法はないの?」と思った、そこの君!やめといたほうがいいと思うけど、あるっちゃある!
 
M1 Mac 上で Windows を実行する Parallels Desktop というソフトウェアがあります。いわゆる、仮想化ソフトウェアです。再起動せずに Windows を実行できるので、BootCamp より使い勝手がいいと思います。ただ、実行できるのは ARM 版 Windows なので、動作が不安定である可能性があります。大学生協 ソフトウェアインフォメーションというサイトでも扱われているようです。参考までに。
 

やっぱり Mac はやめておけ

 
ずいぶんと書いてきましたが、結論は質問箱の内容と同じ『 Windows のほうが安全』ということになります。まだまだ山ほど書きたいことはあったのですが、いくら書いても結論は同じだと感じ始めたので、このあたりで止めておきます。(誰も興味がない領域まで書き始めてしまいそう。)
 
やめておけ!と言っておきながら、わたしは MacBook Air を使っています。この原稿も iMac で書いています。大学生活でも macOS で後悔したことはありませんが、それはたぶん以前から macOS ユーザーだったからだと思います。( OS X Yosemite ぐらいから使っています。Windows も Vista に移行する少し前あたりから。同期の中では割とヘビーユーザーじゃない?
 
大学の演習は先生やTAに相談したり、他の受講生と一緒に取り組むことも多いので、そのときに macOS を使っているから聞きづらいとか、一緒に作業しづらいということがあると、もったいないです。(「 Mac だからソフトが動きません!」って、コメントしている受講生を何度も見かけました。)
 
しばらくは様子見で Windows パソコンを。余裕ができれば Mac ユーザーになってほしいなー!おいでよ、林檎沼!
 
あ、そうだ。3月9日午前3時から Apple Event(新製品発表会)があります。ぜひチェックしてみてね!(わたしは M2 MacBook Pro が登場したら買う!)
 
 
P.S.
他学部の人に
シス工なのに Mac 使ってるんですか?って、言われたわ。
ええやん、使っても。笑
 
Windows はたまた macOS!
 
 


 
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